ヨーロッパでは初めてのパッケージツアー、日本から添乗員さん同行で、ホテル、食事、移動、観光案内を全て一任できるので気楽に旅を楽しむ事ができた。
移動は専用バスなので効率的に巡る事ができる、特に鉄道が発達していない国では路線バスを乗り継ぐ事になるので個人旅行では倍近くの日数になるだろう。
到着空港でトランクをバスに積んでもらい、座席にはショルダーバッグを置き、観光では貴重品のみの小さなリュックで手ぶらで歩ける。ホテルでもトランクはポーターさんが部屋まで運んでくれる気軽さ。着替え等の荷物をたくさん持っていけるので快適に過ごせる。 個人旅行(周遊)では、バックパックを背負って移動し宿では洗濯、駅やバスターミナルで時間待ち(まぁそれが楽しくもあるのだけれど)。
それでいて、料金は個人手配より安い、ヨーロッパ6泊なら飛行機とホテルだけで20万超えるのに不思議、前に参加したアジアのツアーでは1日3回も土産屋に連れて行かれてうんざりだったのに今回のツアーは一切なし、利益あるのかな?
•添乗員さん、明朗な人柄で旅を楽しめました。今回のツアーは24名と少数で旅慣れたリピーターだったが、常に全員の所在を確認してるのに感心した。自分は最後まで全員を覚えられなかったのに、、40名位のツアーやトラブル客いたらたいへんだわ、月2回は海外添乗してるんだろうけど体力も半端ない。
【ユーゴスラビア紛争】
今回訪れた、スロベニア、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナは、美しい景色と中世からの街や田舎に暮らすのんびりとした人々、とても平和な国を感じたが、、
ほんの25年前、旧ユーゴスラビアから分離独立した際には、元同国人同士が激しい内戦を繰り返した悲しい経緯を持つ。
■歴史
ヨーロッパの火薬庫と呼ばれていたバルカン半島は多民族が混在していたことから民族間の争いが絶えず第一次世界大戦のきっかけになった。
(人種的には南スラブ人が大多数であるが、住む場所や宗教の違い(カソリック、正教会、イスラム)で民族が分かれていった)
第二次世界大戦後は、東側陣営としてユーゴスラビア社会主義連邦共和国を成していたが、ポーランドやハンガリーなどのソ連の衛星国とは違って独自の国家を保ち、チトー大統領のカリスマと国内融和政策で民族主義が抑えられていた。
•ソ連崩壊
1985年に始まるゴルバチョフによるペレストロイカ、ソ連民主化により東西緊張は失せ、1989年にはハンガリー、ポーランドの民主化、ベルリンの壁崩壊、1990年ドイツ統一、バルト3国の独立、ソ連崩壊と繋がる。
•ユーゴスラビア紛争
チトー大統領は1980年死亡、ソ連、東欧の民主化により、ユーゴスラビ連邦の各国では民族主義が台頭し独立運動が激しくなる。
1991年にスロベニア、マケドニアが独立、セルビアともっとも対立していたクロアチアは激しい争いで独立したが領内に住むセルビア人自治区を巡るユーゴスラビアとの紛争は1995年迄続き大量の死者とセルビア人難民を生み出した。
1984年開催の冬季オリンピックのサラエボはボスニアヘルツェゴビナの首都、平和の祭典の数年後、1992年、ボスニアヘルツェゴビナは独立宣言するが、ボスニアは44%のムスリム人、17%のクロアチア人、17%のセルビア人が混在していたため領内での対立、セルビア、クロアチア軍の介入により死者20万人、難民200万人、民族浄化による大量虐殺や強制収容と最悪な紛争となった。アメリカ、NATOによる介入により1995年に終結した。
クロアチア、ボスニアから避難したセルビア人難民は、コソボ地区に移住したが、1998年、アルバニア人によるコソボ解放軍が独立を目指し紛争が激化し1999年NATO介入によりセルビアからの実行支配からは脱した。ただしコソボの独立はロシア、中国、スペインなどには承認されていない。
【その頃】
ソ連の民主化に始まり欧州、特に東欧圏では独立、紛争と大混乱が起きていた頃、、、
日本ではバブル景気に浮かれていたっけ、入社し社会人となった私、当時はパソコンも海外旅行も一般的ではなく、新聞やニュースで耳にしても遠い地で起きてる事件位にしか感じていなかった。コソボとコンゴ、ボスニアとソマリアの違いもわかっていなかったかも。
一方、近隣のアジアには興味があり、ベトナム戦争の終戦、中国の文化大革命、カンボジアの虐殺は深く記憶している、そして衝撃的だった天安門事件。1990年初めての海外旅行に北京3泊4日、天安門事件の半年後であった。
韓国、台湾も軍事国家で、渡航にはビザが必要、市内で防空演習に巻き込まれたりと今では考えられない緊張感があった。
たった25年前の出来事、中東の混乱、ナショナリズムが台頭してきている現在の情勢、今後の25年、世界は平和を維持できるのか歴史を繰り返すのか?遠い地の出来事と楽観できるとは限らない。



















































